2/15(木) 「第107回 看護師国家試験」出発式
■「第107回 看護師国家試験」出発式
5年間のがんばりが、たった一日で試される。
専門課程2年生(12期生)にとって、
人生を決める一日が、まもなくやってきます。
* 准看護師試験 平成30年2月16日(金) 鹿児島県看護研修会館(鹿児島市鴨池)
*看護師国家試験 平成30年2月18日(日) 福岡大学(福岡市城南区)
今日は専門課程2年生による「第107回 看護師国家試験」出発式が武道館で行われました。
看護学科基礎課程・専門課程の5学年が一堂に会し、国試直前の受験生にエールを送りました。
まずは理事長・校長・看護学科基礎課程 市成教諭による激励のあと、
髙橋教諭・川元教諭がそれぞれ旧担任・副担任を代表して熱い思いを語りました。
そして、13期生(専門課程1年生)の原口美菜さん(熊本.芳野中)が、
緊張の中在校生代表として激励の言葉を述べ、あわせて激励品の贈呈も行われました。
また、各クラスの国試対策委員が紹介され、
これまでクラス・学年のために尽力してきた、国試対策委員に大きなねぎらいの拍手が送られました。
最後に、受験生を代表して、12期生の加納りんさん(島原.第一中)が、
これまでの歩みを感謝するとともに、受験に臨む決意を表明しました。
5年分の思いの詰まった心温まる話に、会場は感動に包まれました。
↓ 12期生代表 加納りんさんの言葉 ↓
今、この場に立ち顔をあげると、私の「ありがとう」を伝えたいたくさんの人たちの顔が見えます。
あらためて、なんて素敵な5年間を過ごせたのだろう! という思いでいっぱいです。
先生方、後輩の皆さん、今日は私たち12期生のためにこのような場を設けていただきありがとうございます。
12期生の皆さん、この場で代表として話をする機会をくれてありがとう。
この5年間を支えて下さり、応援してくださったたくさんの方に、感謝の気持ちを込めて、
そして、これから本番に臨む12期生全員合格という願いを込めて挨拶をしたいと思います。
出発式での挨拶をするにあたり、この場で伝えたいことは山のようにありました。
先生方への感謝の思い、一緒に頑張ってきた同期の仲間たちへの思い、両親への思い、先輩方、後輩たちへの思い。
時間がどれだけあっても言い尽くせないくらいの感謝の気持ちです。
それでも、今、この場に立って、私が12期生みんなの代表として言うべきことは何だろうと考えました。
私たちはこの試験を受けるために5年間がんばってきました。そして目指すのは12期生全員で必ず合格することです。
ここにたどりつくために、私たちは勉強や実習の場で自分の思いと現実のギャップに苦しんだり、睡魔や疲労と闘い、
うまくいかないいらだちから人間関係にも苦しみ、先生の叱咤激励に上がったり下がったりしながら、
やっとの思いで国試受験というラインまで自分をもってくることができました。
自分一人の力では、到底たどり着くことが出来なかったことです。
私事ですが、私が母と大げんかした時に、母からもらったメールがあります。
母の思い、そしてそれはきっと先生方の思いでもあると思うと、母に言われたメールです。
その一部をここで読みます。
『ほめられれば誰でも嬉しいに決まっているし、叱(しか)ることで子どもの心を傷つけたくはない。
そもそも叱るという行為は非常にエネルギーがいるわけで、できることなら甘やかして育てたい。
しかし、そうした「甘い親」が増えたことで、一人前の人間として育ちきってない若者が増えているという。
「物わかりの良い親」になることは避けなければならない。ときに子どもから見て理不尽な「ダメ」があっても、
親は自分の価値観をぶつけることで子どもを鍛える。親の言うことを受け入れるにしても、それに反発するにしても、
子どもの心はその「壁」によって鍛えられ、成長する。
伝えたいこと、伝えるべきことはしっかり伝えること。叱るべきときは毅然(きぜん)として叱ること。
そして子どもにホンネをぶつけ、子どもと一緒に楽しく過ごして、気持ちを通い合わせること。
それが何よりも大切なことと言える。厳しい人生をタフに生き抜くことのできる心を育てるには、
親が絶対的な愛情を向けるとともに、「壁」として立ちはだかることが必要なのだ。
本来は親元を離れて、サポートなしでも、一人前に強く生きていけるたくましい心に鍛え上げ、
社会に送り出すのが親の役目であり、愛情であるはずだ。心が強い子どもを育てるには、仲良し親子になるよりも、
子どもの「壁」となることが大事なのだ。さもないと、後ろ盾がなくなった途端に、道から転げ落ちてしまうかもしれない。
そして、その転落を食い止めてくれる親がいつまでも健在なわけではないのだ。』
この文章の、「親」というところを「先生」に置き換えると、
そのまま、先生方の思いだったのではないかと思います。
15歳での選択の背中を押してくれた、家族。そしてここにいらっしゃる、鳳凰高校の先生方。
5年間、私たちはたくさん叱られました。そしてたくさんほめていただいて、甘えさせてもらいました。
いよいよ迎える看護師国家試験。
これから私たちが立派な社会人となるための、今、目の前にある最大で、
最高に待ち望んでいた、こえられる壁!!
12期生みんなで、強い心で こえてみようじゃありませんか!
大丈夫。私たちは 全員合格 やれるんです!やってみせるんです!
そして、最高の笑顔でお世話になった方々と笑顔で喜び合っていることをイメージして
それでは、先生方、後輩のみなさん、
12期生 いってきます!!
平成30年 2月15日 12期生代表 加納りん
会の終了後、看護学科基礎課程3年生が手をつないでアーチをつくり、
笑顔と温かい励ましで12期生を送り出しました。
12期生は、
明日16日(金)は鹿児島市で准看護師試験を受験します。
明後日は福岡市に移動し「ヒルトン福岡シーホーク」で前泊し、
18日の国家試験に備えます。
12期生全員の合格を祈念します。がんばってきてください。
2/17(土)
学校発 13:00 JR鹿児島中央駅へ
鹿児島中央駅発 14:38(さくら560)九州新幹線
15:13(さくら562)九州新幹線 2便でJR博多駅へ
ホテル着 18:30 予定
2/18(日)
ホテル発 7:15 福岡大学へ
福岡大学発 17:30
鹿児島中央駅着 23:00 予定
学校着 24:00 予定
■お知らせ
入学説明会を下記の日程で予定しております。
平成30年3月18日(日) 入学説明会 ※メディカルシステム科・総合福祉科・普通科対象
■来年度の日程について
県外の保護者の方から来年度の日程についての質問がありました。 航空券や宿泊予約の参考にしてください。
4/5(木) 在校生帰寮日
4/6(金) 平成30年度 新学期スタート
4/8(日) 新入生登校日
4/9(月) 入学式
4/30(月) 戴帽式
5/1(火) ~ 5/6(日) 休校
■本校イメージCM・昨年も九州3県で放映しました
■平成29年度 行事予定