第56回戴帽式

本日(5月2日)は第56回戴帽式が行われました。

看護学科基礎課程2年生が、白衣を身にまとい、ナースキャップをいただき、看護の基礎を習得し臨地実習や更なる専門的な学習に力を注いでいくことを全員で誓いました。


今年度は4年ぶりに戴帽生全員による「ナイチンゲール誓詞」が体育館に響き渡りました。

戴帽生代表挨拶

私たち看護学科基礎課程2年生165名は、戴帽式を迎えることができました。看護師の象徴であるナースキャップをいただき誓いの火を灯した今、夢に少し近づいたという嬉しさと同時にその責任の大きさを改めて感じています。
私たちが看護師になるという夢を胸に、この鳳凰高校に入学してから1年が経ちました。
実際に看護を学び始めた当初は、見たこともない専門用語の難しさに戸惑いと不安を感じることも多くありました。しかし、ともに学ぶたくさんの仲間と、わからないところを教え合うなどし、学びを深めていくことの楽しさを感じることもできました。

看護師を目指す私たちを取り巻く環境は決して気楽なものではありません。社会全体が新型コロナウイルスによる影響を受けて数年、ニュースでは毎日、感染症だけでは無くさまざまな病気や怪我の治療が必要な人に寄り添い、必死に働く医療従事者の姿が見られました。
私たち自身、学校生活の中で思うように勉強や行事を楽しめないつらさや、常に感染症対策を意識する過ごす大変さを経験し、看護師になるためには相当な覚悟が必要だと実感させられる毎日でした。
それでも看護師を目指し、より多くの人々の力になりたいと思い続けられたのは、一緒に頑張ってきた仲間や、側で見守り、導いて下さる先生方や先輩方の存在、そして何より家族の励ましがあったからです。
私たちはこれから、沢山の人の協力と支えのもとで約4週間の実習に臨みます。今はまだ不安な気持ちもありますが、感謝と今日の誓いを忘れず、全員で実習を乗り越えたくさんの学びを得て成長し、夢に向かって更に前進できると信じています。

21期生の皆さんは「最高の戴帽式にする」という目標のもと、実行委員を中心に練習に励んできました。
165人全員で一つの目標に向かって頑張ったこの経験を忘れず、看護師の夢に向かって仲間とともに歩んでほしいと思います。

本日は戴帽おめでとうございます。

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